海外旅行の選び方
海外旅行を経験したことのある人なら、同じ国に旅行する場合でも、旅行会社によって随分と費用やツアーの内容に違いがあることに気づくと思います。2007年の調査では、全国に旅行会社は大小含めて1万社近くあるそうですが、旅行の目的や優先順位などを考えながら、じっくりと比較検討する必要があります。
【知っておきたい旅行業の種類】
旅行代理店の分類
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分類 |
企画旅行 |
手配旅行 |
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第一種旅行業 (登録行政庁:国土交通大臣) |
・募集型:海外・国内の実施が可能 ・受注型:海外・国内の実施が可能 |
他の旅行業者の企画旅行を取り扱うことができる |
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第二種旅行業 (登録行政庁:都道府県知事) |
・募集型:国内のみの実施が可能 ・受注型:海外・国内の実施が可能 |
他の旅行業者の企画旅行を取り扱うことができる |
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第三種旅行業 (登録行政庁:都道府県知事) |
・受注型:海外・国内の実施が可能 |
他の旅行業者の企画旅行を取り扱うことができる |
*上記のルールに反し、第二種旅行業者なのに海外ツアーの募集をしていたり、第三種旅行業者なのに国内ツアーの募集をしていたりすると旅行業法に違反します。
【JATAボンド保証制度について】
海外ツアーを選ぶにあたって、信頼できる旅行会社の商品を選ぶことが安心ですが、信頼できる会社を選ぶ方法として、社団法人日本旅行業協会(JATA)の会員会社であるボンド保証会員の旅行会社を選ぶことが得策です。
旅行会社が倒産したり、旅行中に大きな事故が発生した場合など、万が一の事態を生じた場合に備えて、旅行会社では弁済業務保証制度(法定制度)とボンド保証制度(任意加入制度)という二つの保障制度に加入することができます。弁済業務保証金制度とは、旅行会社が債務の履行ができなくなったとき、旅行業協会が供託している弁済業務保証金から弁済を受けることができるようにした法定制度です。協会が債権者へ弁済業務を行うことになります。
また、ボンド保証制度とは任意加入の保険で、もし債権者が一定の弁済限度を超えてしまったために弁済を受けられなかった場合、ボンド保証制度からも補償金が支払われる仕組みとなっていて、つまりより厚い補償が得られるわけです。
ボンド保証制度に加入している旅行会社を、「ボンド保証会員」と言い、ボンド保証制度のマークを店頭に掲示したり、自社のパンフレットや広告にボンド保証会員である旨の表示をすることができるようになっています。
*ほとんどの旅行会社はきちんとしていると思いますが、旅行業というのは簡単に参入できるという一面もあるので、規模が小さく心配な場合は、社団法人日本旅行業協会の会員かどうかを調べておくといいでしょう。
【上手な海外ツアーの選び方・・・旅行の目的について】
海外ツアーを選ぶとき一番大切なのは、自分の条件に優先順位をつけることです。格安が良いとか、決まった目的地に行きたいとか、ショッピングやビーチでのんびりなど決まった行動をしたいなどなど、人それぞれに違うと思います。それを整理してあまり欲張らない事が肝心です。時間がたっぷりあって、お金も十分にあるような人は別にして、普通は、日程も短く、予算も限られています。だからポイントを絞り込む事が重要なのです。
優先順位を決めたら、その決めた条件が可能なツアーを絞り込むことになります。最近のツアーは、消費者の好みの多様化を反映していろいろなツアーを出しています。もし観光が目的であれば、史跡巡りなど、ツアーの中にどのような観光地が含まれているのかチェックする必要があります。また、添乗員やガイドがすべてを案内してくれる場合もあるでしょうし、自由行動の場合もあるでしょう。
ショッピングが目的であれば、限られた時間の中でどのようなショッピングが楽しめるのかチェックする必要があります。自由行動が多いツアーのほうが、ゆっくりとショッピングを楽しめるかもしれませんね。
実は、その目的とする地域に関して、その国を得意としている旅行会社もあれば、逆に不得意としている旅行会社もあるようです。その辺の実績を確認するのも良いと思います。
【上手な海外ツアーの選び方・・・予算について】
いろいろなところを観光し、おいしいものを食べて、ちょっとリッチなホテルに泊まって・・・とせっかく海外旅行するのだから少しぐらい贅沢したいと思うかもしれませんが、予算オーバーにならないように、計画を立てる必要があります。結局海外ツアーの中身は、予算が大きく物をいいます。予算と中身のバランスを考え取捨選択しながら、ベストなツアーを見つけたいものです。
旅行代金を左右するアイテム
・コース
例えばアメリカに旅行するにしても、目的地がニューヨークなのか、それともカリフォルニアなのかで正反対の方角になります。日本の何倍もの国土面積があるアメリカでは、これは大きな違いです。また、ディズニーランドに行きたいのか、ナイヤガラの滝を見たいのか、それともラスベガスで遊びたいのかなど、予算と日程しだいでコースは変わってきます。
・日程、行程
旅行計画の日程において、仕事の休みがとれる正月やゴールデンウィークを選択するのならば、ハイシーズンとなりますから、当然旅行代金の高いコースを選ばざるを得ないことになります。逆に旅行代金の安さを優先するのならば、オフシーズンを選ばざるを得ないことになります。休みの融通のきく方ならオフシーズンは大変魅力的なプライス設定となっていることでしょう。さらにその両極の中間に位置する同一コースも多数発売されており、海外旅行のこだわりを拠りどころに海外ツアーを選びましょう。
*海外旅行激安ツアーの秘密
グアム4日間17,800円~、ロサンゼルス5日間54,800円~、北京4日間29,800円~といった、びっくりするような激安ツアーがたくさんあります。実際、大丈夫なんだろうかと疑いたくなる人も多いのではないでしょうか。激安ツアーには、やはりいろいろと秘密があるようです。
たとえば、一番単純な仕掛けは出発日。出発日によって料金はかなり開きがあり、この値段の出発日って誰が行けるんだろう?と思うような出発日だけが安くなっています。また、安さの理由に、現地の事情がかかわっている場合があります。季節的に雨季だったりとか、旅行者が敬遠する事件や事故などがあった後などは安くなるケースが多いようです。そのようなことを気にしなければ、時としては大変お買い得な商品に出会うこともあります。また、航空会社やホテルの都合もあるでしょう。何らかの事情でお客様の入りが悪くなった場合には、ホテルも航空会社もその日のスペースを必死で埋めようとします。そのようなときには、値段が大きく落ちたりします。
・航空会社
航空会社によって料金は随分と違います。安いから危ないとか、高いから安全というわけでは必ずしもありませんが、少しくらい高くても、言葉も通じるし、安心して乗れる日本の航空会社に乗りたいと思う人は多いと思います。そのような人のために、「JAL(あるいはANA)で行く~の旅」などと、日本の航空会社であることを強調したツアーもよく見かけます。また、ビジネスクラス/ファーストクラスに乗って旅行できるツアーもあるようです。ちなみに激安ツアーの場合は日本の航空会社は難しいようですね。
ところで航空会社の選択は、安全性や保障の問題も含めてやはり重要な項目だと思います。しかし激安ツアーなどは、どの航空会社を利用するのか、不鮮明なときが多いようです。しっかりとチェックしたいところですね。航空会社の人気ランキングなどでもネットで簡単に検索できるの、一度調べてみると良いかもしれません。
・ホテルグレード
ツアーの場合、極端にレベルの低いホテルが選択されることはあまりないようですが、利用するホテルによって料金は多少なりとも違ってきます。せっかくの海外旅行ですので、ゆっくりと疲れを癒すことができ、リゾート気分を味えるホテルを選ぶのも悪くないと思います。ツアーではどのようなグレードホテルを利用できるのか、たいてい表示されているのでしっかりチェックしましょう。
海外ツアーの料金の違いは、旅行の内容やアイテムの差といっても過言ではありません。以下に正規の海外ツアーと格安の海外ツアーの比較例を示してみましょう。
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海外ツアーのグレード比較例 | ||
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海外ツアーアイテム |
正規 海外ツアー |
格安 海外ツアー |
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旅行代金 |
正規 |
格安 |
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最少催行人数 |
10人程度の |
30人程度の大人数 |
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シーズナリティ |
オンシーズン |
オフシーズン |
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航空便 |
直行便 |
乗換便 |
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ホテルグレード |
L/Aクラス |
Bクラス |
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ホテルロケーション |
ダウンタウン |
郊外 |
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ホテルチェックイン |
夕刻 |
深夜・早朝 |
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食事 |
全食(朝・昼・夕) |
朝 |
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観光 |
入場観光 |
外観・下車・車窓観光 |
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添乗員 |
全行程同行 |
現地係員 |
このように、ツアーの内容やアイテムによって、料金は違ってきます。どこに旅行のポイントを置くかによって、どの会社のどのコースを選ぶか、自ずと決まってきます。
なお、旅行会社は委託販売契約を結んでいるところが多く、たとえばJTBの商品は、同業種の日本旅行でも販売をしていたりします。つまり、申し込んだ会社と、実際のツアーの主催会社が違うことが多々あります。旅行中の保証等については主催会社が担いますので、双方の旅行会社についてチェックをしておくことをお勧めします。
【旅行会社のチェックポイント】
旅行会社を選定するポイントをいくつかご紹介しましょう。
・まず、目的とする地域を得意としている旅行会社であるかどうかを確認しましょう。
・こちらの要望に対して、きちんとした提案をしてくれるかどうかを確認しましょう。
・質問や依頼事項に対しての担当者からのレスポンスは早いかどうか確認しましょう。
・予約金の有無、旅行代金の支払方法、支払い日の確認、キャンセル、補償の範囲、条件など後からトラブルにならないようにしっかり確認しましょう。
・チケット等の受取場所や方法の確認。緊急連絡先の有無を確認しましょう。
【パッケージ旅行の選び方・・・総括】
基本的に旅行代金の差は、内容やアイテムの差ですので、個々人がどの旅行会社の商品を選ぶかとなると予算をもとに、各社が用意したパンフレットに希望する条件がどこまで満たされているかということになります。 細かい条件や内容は、ネットやパンフレットだけではわかりにくいので、窓口に出向き、しっかりと希望や条件を使えることが大切のようです。